・中古カメラの価格が下がる本当の理由
・売るタイミングで損する人・得する人の違い
・人気モデルの価格推移の実例
価格は“じわじわ”と“ドン”と下がる
中古カメラの価格は、想像以上に“じわじわ”と、そして時に“ドン”と落ちます。
特にモデルチェンジ・供給再開・需要減少といった外部要因で一気に価値が変わるのが特徴です。
今回は、以下5機種の【ヤフオク落札相場】をもとに、
「どんなタイミングで売るのがベストなのか?」を具体的に解説します。
・SIGMA 35mm F1.4(交換レンズ)
・Canon EOS R(ミラーレス)
・Nikon F3(フィルム一眼)
・FUJIFILM X100V(コンデジ)
・Nikon D750(デジタル一眼)
カメラ市場全体の価格推移と外的要因(2020〜2025年)
中古カメラ市場の価格は、以下のような動きで変化しています。
年度 | 主な動き | 影響 |
---|---|---|
2020〜2021年 | コロナ禍・半導体不足 | 新品供給ストップ→中古価格急騰 |
2022年 | モデルチェンジ | 中古在庫流入→相場下落 |
2023年 | 円安・インバウンド復活 | 海外需要増→一部機種が高騰 |
2024〜2025年 | 流通安定と需要鈍化 | フィルム以外の相場下落傾向へ |
円安やプレミア機種のSNS拡散など、外部要因の影響は無視できません。
供給・トレンド・為替などの要素を複合的に見ていくことが重要です。
Canon EOS R(ミラーレス)

年度 | 平均落札価格 |
---|---|
2020年 | 約120,000円 |
2021年 | 約120,000円 |
2022年 | 約100,000円▼ |
2023年 | 約90,000円▼ |
2024年 | 約85,000円▼ |
上位機種(R5/R6/R8)の台頭により、EOS Rは明確な“下落トレンド”に。
新品との価格差も開きすぎず、リセールは年々厳しくなっています。
→ ミラーレス全体としては、モデルチェンジ後の“下落速度”が早いのが特徴。
とくに使っていない個体は、1年寝かすだけで1万円以上損することも。
Nikon F3HP(フィルム一眼)

年度 | 平均落札価格 |
---|---|
2020年 | 約23,000円 |
2021年 | 約28,000円▲ |
2022年 | 約30,000円▲ |
2023年 | 約32,000円▲ |
2024年 | 約43,000円▲ |
Nikonの名機F3は、“使えるフィルム機”としての価値が高騰中。
海外からの引き合いが強く、完動品であれば非常に高く売れます。
→ フィルム一眼は逆に「時間が経つほど価値が上がる」数少ないジャンル。
Nikon FM2やLeica M6も最近相場が上昇している代表的な商品の代表です。
修理できない不具合が出ると一気に暴落するので注意。
FUJIFILM X100V(コンデジ)

年度 | 平均落札価格 |
---|---|
2020年 | 約100,000円 |
2021年 | 約110,000円▲ |
2022年 | 約120,000円▲ |
2023年 | 約130,000円▲ |
2024年 | 約140,000円▲ |
新品入荷がほぼ停止し、“中古価格が新品を超える”プレミア状態が継続中。
SNSでの人気やVlog需要、旅行再開などが背景にあります。
→ コンデジは「軽さ×高画質×希少性」が重なると爆発的に高騰します。
ただし、X100VI登場後は一気に暴落する可能性も。
Nikon D750(デジタル一眼)

年度 | 平均落札価格 |
---|---|
2020年 | 約75,000円 |
2021年 | 約75,000円 |
2022年 | 約75,000円 |
2023年 | 約65,000円▼ |
2024年 | 約60,000円▼ |
高性能・バランス型として人気だったD750ですが、一眼レフ全体の需要減に直撃。
マウント移行やメーカーサポート終了も相場に影響しています。
→ デジタル一眼は“待つほどに損”が基本。
買い手の減少と部品供給終了のダブルパンチが目前です。
SIGMA 35mm F1.4(交換レンズ)

年度 | 平均落札価格 |
---|---|
2020年 | 約60,000円▼ |
2021年 | 約58,000円▼ |
2022年 | 約55,000円▼ |
2023年 | 約52,000円▼ |
2024年 | 約50,000円▼ |
Artシリーズの初期モデルとして一世を風靡しましたが、
ミラーレス専用の新型登場により**「マウント非対応=買い手激減」**という状態に。
→ レンズ全体としては、ボディの流行に連動して価値が変動します。
特に旧一眼レフ向けレンズは早めに手放すのが正解です。

じゃいつ売ればいいの?
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次の10項目のうち、あなたはいくつ当てはまりますか?
3つ以上該当するなら、今すぐの売却をおすすめします。
チェック項目 | 該当欄 |
---|---|
① 半年以上カメラを使用していない | □ |
② どのモデルだったか、型番を忘れてきている | □ |
③ 後継機や新モデルがすでに出ている | □ |
④ バッテリーが劣化していて、買い直す気がない | □ |
⑤ 使いたいけど「重くて持ち出していない」 | □ |
⑥ 趣味の熱が冷めて、他のことに興味が移った | □ |
⑦ カメラ棚や防湿庫の奥にしまいっぱなし | □ |
⑧ 一度もメルカリや買取相場を調べたことがない | □ |
⑨「また使うかも」と思って何年も経っている | □ |
⑩ 査定額が気になるけど、行動には移していない | □ |
判定の目安
0〜2個:まだ売る必要は薄いが、モデルチェンジには注意
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業者名 | 査定スピード | 送料・梱包キット | 査定後キャンセル |
---|---|---|---|
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カメライオン | 24時間以内 | 無料 | 無料 |
カメラの買取屋さん | 翌日対応 | 無料 | 一部有料 |
マップカメラ | 数日〜1週間 | 一部有料 | 返送料負担あり |
キタムラ | 店舗併用も可 | 店頭持込向け | – |

さいごに
中古カメラの価格は、
ゆるやかに下がり続けているように見えて、ある日を境に一気に落ちることがあります。
それは突然のモデルチェンジかもしれません。
あるいは、再販・在庫の流通増加かもしれません。
値下がりに気づいたときには、すでに数万円以上の差がついている。
そんなケースは珍しくありません。
売り時は「使っていないと気づいた“今”」
- 「また使うかも」と思って数ヶ月、結局棚の奥で眠っていませんか?
- 「思い出があるから…」と手放せず、価格だけがじわじわ下がっていませんか?
使っていない=資産価値が減っている証拠です。
そのまま置いておくほど、買取価格は確実に落ちていきます。
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